YAMLフォーマット

DIMBULA E2Eのテスト手順や条件を記すYAMLファイルについて、ここでは簡単な例として、ToDoアプリ を一例に説明していきます。

• E2Eテスト手順・条件を記載したYAMLファイル
• Github Workflowで専用アクションの呼び出し部分

また、E2Eで指定できるモバイルやOSバージョンは 稼働中のモバイル を参照ください。

device: Pixel 4a
os-version: "13"
step-wait-time: 2
languages:
  - en
  - ja
steps:
  - name: Tap ToDo
    tap: 0.571 0.920
  - text: Go to the Bank
  - name: Tap Add
    tap: 0.894 0.541
  - name: Tap ToDo
    tap: 0.530 0.908
  - text: Submit quote in the afternoon
  - name: Tap Add
    tap: 0.888 0.551
  - name: Tap ToDo
    tap: 0.648 0.925
  - text: Meeting at 4pm
  - name: Tap Add
    tap: 0.886 0.545
  - name: Done Submit quote in the afternoon
    tap: 0.835 0.251
  - name: Done Go to the Bank
    tap: 0.884 0.168
  - name: Done Meeting at 4pm
    tap: 0.833 0.160

動作させるモバイルは、以下の条件をDIMBULAに要求しています。

• モバイルは、Pixel 4a
• OSバージョンは、13

テストでは以下の条件で動作します。

• テストする言語は、日本語と英語
• 手順間の待機時間は、2秒

操作したい手順を要約すると、3つのToDoを登録して、3つ全て完了にする手順です。 YAML内では、それぞれの座標や実際のテキスト入力を記述しています。

1. テキストフィールドをタップ
2. 「Go to the Bank」とテキスト入力
3. 「Add」ボタンをタップ
4. テキストフィールドをタップ
5. 「Submit quote in the afternoon」とテキスト入力
6. 「Add」ボタンをタップ
7. テキストフィールドをタップ
8. 「Meeting at 4pm」とテキスト入力
9. 「Add」ボタンをタップ
10. 「Submit quote in the afternoon」の完了ボタンをタップ
11. 「Go to the Bank」の完了ボタンをタップ
12. 「Meeting at 4pm」の完了ボタンをタップ

プロパティ

名称	説明	必須	有効値
device	テスト対象のデバイス名	Required	Name を参照
os-version	テスト対象のOSのバージョン	Required	OS Version を参照
step-wait-time	steps で実行する各ステップの待ち時間	Optional Default: 3秒	Linuxのsleepコマンドと同等の引数
system-navigation	システムUIのナビゲーションバーの表示	Optional Default: 未指定	gesture two three
languages	テストするOSの言語	Required	en ja 他 言語切り替え のコードを参照
steps	テストする手順	Required	以下stepsの説明を参照

steps

操作したい手順を辞書の形式で記入します。操作できる種類と有効値を以下の通りです。

共通仕様

• nameは、各ステップを説明する名称等をOptionalで自由入力
• 座標(0,0)を画面左上、座標(1,1)を画面右下とする

tap

- tap: <x position> <y position>

• XとYの座標を指定してタップする

swipe

- swipe: <from x position> <from y position> <to x position> <to y position>

• スワイプ開始のXとY、終了のXとYの座標を指定して画面をスワイプする

long-tap

- long-tap: <x position> <y position>

• XとYの座標を指定して長押しする

capture

- capture: <filename w/o extension>

• ファイル名を渡して、スクリーンショットを撮る
• PNG形式で保存
• 拡張子は不要
• DIMBULA E2Eでのみ有効

wait

- wait: <wait time>

• 指定秒数待機する
• 有効値は、Linux sleep コマンドの引数と等価

text

- text: <alphanumeric character etc>

• 日本語等マルチバイトな文字列は不可
• マルチバイトに変換したい場合は、英数字等を送信してモバイル側で変換する
• 具体的には KEYCODE で送信できる文字に限る

home

- home

• 物理ホームボタン押下と等価

back

- back

• 物理戻るボタン押下と等価

power

- power

• 物理電源ボタン押下と等価

volume-up

- volume-up

• 物理ボリュームアップボタン押下と等価

volume-down

- volume-down

• 物理ボリュームダウンボタン押下と等価